FPとはどんな資格?
FP(ファイナンシャル・プランナー)という資格を聞いたことはあっても実際にしっかり説明できない人も多いと思います。
FPとは「お金やお金に関する総合的なアドバイスができる家計の専門家」です。
そのため、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を必要としており、資格試験でも幅広い分野から問題が出題されます。
銀行、証券会社、保険会社などの金融機関では取得が必須であったり奨励されていたりします。
また、FP資格には国家資格と民間資格の2種類があり、国家資格はFP技能士3級から1級まで、民間資格はAFPとCFPの2つに分かれています。
それぞれ以下で解説していきます。
FP技能士3級
FPの入門資格という位置づけで、実務経験がない方は3級からの受験になります。
問題が全てマークシートになっており、合格率も60%ほどとかなり高くなっています。
合格までに必要な勉強時間も30~50時間あれば大丈夫ですので、FPに興味がある方はここから勉強してみるのがいいですね。
生きていく上で役に立つ基本的な知識が身に付き、一般の方にもおすすめです。
FP技能士2級
FPとして働いていくには2級以上が必要となります。
合格率は40%前後で推移しており、真面目に勉強すれば誰でも合格できます。
一般的に必要な勉強時間は150~200時間が目安とされています。
また、AFPは2級相当の難易度とされており、金融機関で働いている人の多くが持っている資格です。
FP技能士1級
1級はお金に関する専門家として高い評価がされており、個人で事務所を開いたり独立する時には強い味方になります。
また、CFPは国際的にも認知されている資格で難易度は1級相当です。
試験の難易度や実務経験も必要と取得条件も非常に厳しく、2級と1級で大きな差があります。
合格までの勉強時間も500時間以上必要と思っておいてください。
ただその分、専門的な知識もしっかりと身に付きますのでFPとして本気で稼いでいきたい方には目指すのをお勧めします。
FP資格のメリット
ここまで簡単に説明してきましたが具体的にどのようなメリットがあるのかまとめてみます。
1.自身や家族の生活に生かし、豊かな人生を過ごせるようになる。
資産形成や保険、年金などの知識を包括的に学ぶことができるので、生きていく上で役に立つお金の知識を得ることができ、より良い人生にしていくことができます。
2.金融機関での就職や転職、昇進に有利になる。
金融機関では2級取得が昇進に必須であったり、1級取得で奨励金をもらうことができたりします。年々、FP資格が重要視されるようになってきてるため、就職や転職の際にもアピールすることで本気度が伝わり有利になります。
3.FPとして稼いで生きていくことができる。
FPは独立も目指せる仕事です。特にCFPは国際的にも非常に評価されているので、個人で稼いでいくことも可能になります。
まとめ
現在、FPの多くは金融機関などで活躍していますが最近では自分で事務所を開いて独立する人も増え、セミナー講師、執筆活動など活躍の場も増えてきています。
また、日本でもお金に対する意識が高まってきていることから今後もFPの需要は高まっていくことが予想されます。
資格勉強で学んだことが自身の生活にも生かせるということも魅力ですので、関心を持っていただければ是非学んでみることをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。