初任給の高い都道府県ランキング![2020年版]
就活生の方や新社会人の方は初任給が気になるという人が多いのではないでしょうか。
実は初任給のデータは毎年、厚生労働省によって調査されて発表されているんです。
初任給は業種や会社の規模によって当然違いますが、都道府県でも変わってきます。
今回は2020年度のデータを参考にして新入社員のお給料が都道府県によってどの程度違ってくるのかを見ていきましょう。
大卒の平均初任給は?
まず最初に男女合わせた初任給の平均額を見ておきましょう。
大学卒の平均は21万200円、ちなみに大学院修士卒は23万8900円、高専・短大卒は16万7400円となっているようです。
また、全体としてここ数年初任給は上昇傾向にあります。
都道府県別の初任給
それでは都道府県別に初任給を調査したデータの上位と下位のランキングを見てみましょう。
初任給が高い地域は?
順位 | 都道府県 | 初任給(千円) |
1位 | 東京 | 220.5 |
2位 | 千葉 | 211.7 |
3位 | 神奈川 | 210.8 |
4位 | 埼玉 | 210.4 |
5位 | 大阪 | 210.1 |
5位 | 愛知 | 210.1 |
参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
輝かしい1位は東京の22万500円!
さすか日本の首都ですね。
そして千葉、神奈川、埼玉と東京周辺の関東地方が上位に入っていることがわかります。
やはり東京周辺にも有名企業も集まっていますからその影響でしょう。
続いて大阪や愛知といった主要都市がランクイン、このあたりも想像出来るかと思います。
初任給が悲しい地域は?
順位 | 都道府県 | 初任給(千円) |
43位 | 鳥取 | 191.2 |
44位 | 青森 | 190.2 |
45位 | 秋田 | 190.1 |
46位 | 宮崎 | 188.0 |
47位 | 沖縄 | 175.0 |
参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
初任給が低い都道府県も見ておきましょう。
最下位は沖縄の17万5000円、トップの東京とは4万5500円も離れています。
その他、都心から離れている東北や九州では初任給が低い傾向になっていることがわかります。
都道府県で初任給の差が小さい業界は?
ここまで見てみると東京に出て就職しようと思われる方も多いと思いますが中には地域の格差が小さい業界も存在します。
その代表が金融業界で1位が三重の21万5000円なのに対して最下位は沖縄の18万400円、東京は21万1400円と他の業界と比べると初任給の差は小さいようです。
これは金融業界では全国転勤型の採用形態が大半であることが大きい理由ではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか、やはりランキング上位には東京を中心とした主要都市が入っており都心から離れていくほど初任給は低くなるようです。
もちろん地域によって家賃や物価も違うため、生活コストが変わることも認識しておきべきでしょう。
そのため実際の生活水準は地方の方が東京に住むよりも高くなるかもしれません。
このあたりも働く地域を決める前に調べておくといいですね。