大手VSベンチャー!就職するならどっち?それぞれの違いを解説!

就職活動を始めて自分の働く会社を選ぶ時、有名な大手企業か最近話題のベンチャー企業への就職か悩みますよね。
新卒での入社は人生で一度しかないので自分の目指すキャリアに向けて十分考えて選んでいきましょう。
ちなみにベンチャー企業の明確な定義はありませんが、一般的には企業として若く成長過程にあり新しい事業を展開している会社のことを指す場合が多いです。

大手企業とベンチャー企業で何が違う?

 

働き方の違い

大手企業

役割が細分化されているため、自分に与えられた仕事を確実にこなしていくことが重要になります。
具体的に行う仕事内容はノウハウやマニュアルが整っており、教育制度もしっかりとしています。
しかし、勤務地や配属部署など個人の希望が通らないことも多いのがデメリットです。

ベンチャー企業

一人一人が会社の業績を意識しており、経営者の視点を持って働いている社員も多いです。
仕事内容やプロジェクトチームが短期間で変わることも多く変化が激しいのが特徴です。

身に付くスキルの違い

大手企業

研修がしっかりしているため、ビジネスマナーなど社会人としての基本的なことを身に付けることができます。
また、1つのプロジェクトに大人数が関わっているため調整力も養えるでしょう。

ベンチャー企業

昇進、昇格のスピードが早いため若いうちから部下を持ちマネジメント力を鍛えることができます。
また、仕事の難しさや苦しさを実感するため自分で考えて行動していく力が身に付きます。

待遇の違い

大手企業

日本の大手企業では年功序列の風潮が根付いており、同世代と比べて給料が大きくかわるということは少ないです。
一律で年次を重ねるにつれ増えていくイメージですね。
また、福利厚生については整っていることが多く、家賃補助なども手厚い待遇の会社が多いです。
年間休日数も多いため仕事とプライベートを両立しやすいでしょう。

ベンチャー企業

ベンチャー企業では個人の実力で給料が決まることが多く、若手のうちから高給取りとなる可能性がある一方で会社に貢献していなければなかなか満足のいく給料を貰えない場合もあります。
また、大手と比べてスピード感があるため昇給の頻度も多くなっているのが特徴です。
大手に比べ残業が多く、休日の日数も少ない会社が多いことも事実です。

キャリアの違い

大手企業

終身雇用の会社が多く、新卒で入社してから何十年も同じ会社でジョブローテーションをしながら働いて出世していく人が多いです。
ただ、転職するとなっても大手の肩書きは印象が良くなることもあり選考が有利になる場合があります。

ベンチャー企業

急成長中の会社の場合、ポストが空いているため実力さえあれば新卒で入社して20代のうちに役員にまでいけるといった可能性があります。
これは大手企業では絶対に不可能なことです。
また、大手企業を含め他社に転職する人、フリーランスになる人、起業する人など一つの会社に縛られずに生きていく人が多いのが特徴です。

社会的地位の違い

大手企業

大手企業はネームバリューがあり、働いている人の社会的信用も高くなります。
これは例えば住宅ローンなどの審査が通りやすくなるといったメリットがあります。
また、大手に入社すると合コンでモテやすくなったり家族や親戚に喜ばれたりすることも多いでしょう。

ベンチャー企業

ベンチャー企業に就職した場合、会社名で勝負していくことは正直難しいです。
大手と違いローンなどの審査も厳しくなりますし世間受けもよくありません。
ですのでベンチャー企業に就職する場合は自分で努力して稼げるようになったり社会的立場を自ら築き上げていく必要があります。

まとめ

大手企業とベンチャー企業の違いについて理解できたでしょうか。
最後にそれぞれどのような人が向いているかまとめていきましょう。

大手企業にに向いている人
安定した収入が欲しい人社会的地位、ブランド志向の人仕事はほどほどにしてプライベートも充実させたい人

ベンチャー企業に向いている人
稼ぐ力を身に付けたい人スピード感を重要視する人本気で仕事に取り組みたい人

このように考えると自分がどちらに向いているかわかるかもしれません。

もっとも今回紹介した大手企業とベンチャー企業、それぞれの特徴は全ての会社に当てはまる訳ではありません。
業界や職種によっても違いますし大手やベンチャーといった括りに関係なく会社ごとに社風というものは存在しています。
あくまでも一つの参考としていただいて、とにかく数多くの会社説明会や選考に参加してみるのも良いと思います。
その上で自分の入りたいと思える会社を見つけていきましょう。