テクニカルアナリスト試験の勉強[試験概要と難易度]

こんにちは。現在、証券会社で働いているそらこうと申します。

テクニカルアナリストの1次試験を受験することになったので、今回はテクニカルアナリストの試験形式について書いていこうかと思います。

テクニカルアナリスト試験の勉強[試験概要と難易度]

テクニカルアナリストの試験概要と難易度についてまとめておきます。

こういう内容をしっかりと確認しておくことで勉強意欲は上がりますよね。

テクニカルアナリストの1次試験の受験を考えている方は見ていただければと思います。

テクニカルアナリストとは??

試験を主催する日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)は国際アナリスト連盟に加盟しており、テクニカルアナリストの通信教育講座と資格試験を実施しています。

資格試験は1次レベルから3次レベルまでの3段階があって、

  • 1次レベル:日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
  • 2次レベル:国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト
  • 3次レベル:国際テクニカルアナリスト連盟検定テクニカルアナリスト

という肩書きになるとのこと。

1次と2次は日本語での試験ですが3次レベルは英語のみの試験となっており、難易度も相当高いものになります。

多くの方が受験する1次レベルでは、テクニカル分析についての基本的な知識や能力の修得を目標としていますようなので合格難易度は低めに設定されています。。

テクニカル分析を学ぶ意味

テクニカル分析は株式だけでなく債券や為替、あらゆる商品取引に利用することが可能です。

私のように金融機関で金融商品に関わっている人はもちろん、個人投資家や企業の運用担当者の方にも一生役立つものになるでしょう。

テクニカル分析の書籍は数多く出回っていますが内容が初心者には難しかったり、正しい使い方が書かれていないこともあったりしますので網羅的に整理しながらテクニカル分析を学ぶためにも、テクニカルアナリストの資格試験を受ける意味はあるかと思います。

通信教育講座と練習問題

テクニカルアナリストの1次試験は協会の通信教育講座を半年間受講しないと受験することができなくなっています。

通信教育講座では、送られてきたテキストで勉強して計5回の練習問題を提出することになります。

通信教育講座

通信教育講座は年に2回募集がされています。

申し込みを忘れてしまったら受験が半年も先に伸びてしまうので、募集期間期間中に忘れずに申し込んでおきましょう。

募集期間 年2回(4~5月、10~11月)
テキスト テキスト4冊
受講料 55,000円
練習問題 計5回(毎月月初に送付、月末提出締め切り)

 

テキスト

 

 

 

 

テキストは4冊の冊子が最初にまとめて送られてきましたので少し驚きました。

約100ページの冊子が4冊ですのでテキストの分量はしっかりとしている印象です。

 

試験概要

 

試験日 年2回(1月、7月)
出題形式 ○×問題 250問
試験時間 120分
試験会場 東京、大阪
受験料 11,000円

テクニカルアナリストというと難しい試験のような印象も受けますが、実際の試験難易度については1次試験の合格率が80%ほどあるようですのでかなり簡単な試験になっています。

証券会社でも必須資格ではないですし、テクニカル分析の基礎を幅広く学んでいくという感じですね。

出題も○×問題のマークシート形式ですので初めてテクニカル分析に触れる方でもしっかりと勉強すれば合格できる印象です。

 

テクニカルアナリストの1次試験ではテクニカル分析の基本を網羅的に学習することができるため、これからマーケットに関わっていくという方は取得を目指すのもいいかもしれないですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。