FP3級最速合格に向けて
FP3級はFP技能士の資格の中で最も簡単な入門資格とされています。
また、実務経験がない場合3級に合格しないと2級試験を受験することが出来ません。
私は証券会社に内定を貰ってから入社するまでに3級と2級に合格しましたが、そんなに勉強を頑張ったわけではありません。
全く知識の無い状態から3級に合格するには20時間程度あれば大丈夫です。
資格取得だけを考えると試験直前の数日間で20時間程かけて詰め込むだけでも合格することが可能です。
できるだけ短時間でFP3級の試験に合格したい方は参考にしてみてください。
FP3級の試験内容
試験は学科と実技がありますが実技といっても筆記試験なので安心してください。
試験は以下のようになっています。
試験形式
学科試験 | 実技試験 | |
試験時間 | 120分 | 60分 |
問題形式 | 正誤問題30問 三答択一20問 |
三答択一20問 |
合格ラインは学科試験、実技試験ともに6割となっています。
マークシート形式の選択問題で選択肢も少なく、比較的簡単な問題形式と言えるでしょう。
金財とFP協会ってどちらを選べばいいの?
FP技能士の試験は一般社団法人金融財政事情研究会(金財)とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)という2つの機関によって運営されています。
初めてFP試験を受ける場合、どちらで受験するか迷うと思いますが結論どちらの試験でも大丈夫です。
合格した時に得られる資格は全く同じものですし試験の難易度もほとんど同じです。
実技試験の問われ方が少し違う程度なので、迷った場合は過去問を見比べてみて自分の得意な方で受けるのが良いでしょう。
ちなみに私はFP協会で受験しました。
実技試験の種類について
金材 | FP協会 |
個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務 |
資産設計提案業務 |
金財で受験の場合は個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務のどちらかを、FP協会で受験の場合は資産設計提案業務を受けることになります。
このうち保険顧客資産相談業務は保険会社で働く場合など保険をメインに学びたい人向けです。
それ以外の方は他のた2つのどちらかを受験しましょう。
最速合格に向けての勉強方法
最初にお伝えしたようにFP3級試験は合格だけを考えると試験前日に20時間勉強するだけでも合格することが出来ます。
ただし、試験範囲は広いため合格に向けて効率の良い学習方法をとる事が大切です。
準備するものはテキストと過去問題集の二冊です。
おすすめは以下の二冊で、私も受験の時に使用した参考書です。
・みんなが欲しかった!FPの教科書3級
売上No.1のテキストです。
フルカラーで図表も多く初心者でもすぐに理解できるように書かれています。
また、試験に必要な内容が網羅されているため分からないことが出た時にすぐ調べることができる点も魅力です。
・FP技能士3級 重要過去問スピード攻略
過去の出題から頻出問題を激選しており、重要な部分に特化して学習できるため最速合格に適した問題集です。
左ページに問題、右ページに解答のシンプルな見開き構成で効率良く勉強していくことができると感じました。
〇第1ステップ
テキストをざっくりと読む(2時間)
まず最初にFPで学ぶ内容の確認を行います。
ここでは覚えていこうとしなくて大丈夫です。
イメージとしてはFP試験の全体像を掴むために見出しなどを中心にざっくりと流し読みしていくような感じです。
〇第2ステップ
過去問題集の問題と答えを覚えていく(6時間)
FP3級の試験は過去に出題された問題と全く同じ問題がほとんどです。
そのため過去問題集で勉強することが点数に直結します。
テキストをざっくりと見たら早速問題を見ていきましょう。
当然分からない問題だらけのはずなので解こうとしなくて結構です。
ひたすら問題とその答えを覚えていきましょう。
答えの解説がよく分からない場合はテキストを見て理解していきます。
この時大切なのはなかなか覚えられそうにない内容や数字などはすぐに諦めることです。
問題集を完璧にしなくても試験では6割とれれば合格できますので捨てる問題を選ぶことも最速合格には必要な事です。
勉強時間の目安は各分野1時間を目標にしましょう。
〇第3ステップ
過去問題集を解いていく。(9時間)
いよいよアウトプットの時間です。
問題を読み答えを選んで答え合わせをしていきましょう。
ポイントは全て頭の中で行うことです。
ノートに答えを書いていくなどをすると時間がかかってしまいます。
間違えた問題に赤ペンでチェックして印をつけていきます。
〇第4ステップ
間違えた問題を繰り返し解く。(残り時間)
ここまでで重要問題を一通り終えていますので後は復習のみです。
試験までの残り時間で間違えた問題を直前まで繰り返し解いていきましょう。
(ステップ2、3で捨てると決めた問題はやらなくて大丈夫です)
2回目も間違えてしまった問題は青でチェックをつけ、3週目は青のチェックが付いた問題だけを解いていくようにします。
20時間の勉強だと3週目まで間に合わないかもしれませんが2週目が終われば合格可能な水準まで達していると思いますので自信を持ちましょう。
まとめ
最速合格に向けての大切なポイントは2つです。
- 重要な過去問のみをとにかくインプット。
- ノートは使わずに頭の中で問題を解いていく。
本来、知識を定着させるにはインプットよりアウトプットの方が大切ですが覚えなければならない量が少ない試験で短期合格を狙う場合はインプットの割合を増やしましょう。
私は一度見た問題は試験本番まで忘れないといった気持ちで勉強していました。
最後になりますがFP3級は誰でもスピード合格できる試験です。
最速合格を目指して学習していきましょう。