日本の中小型成長株への選別投資!グロース株の魅力

日本の中小型成長株への選別投資!

今回は中小型株の魅力についてお話しようかと思います。
日本の中小型株には利益成長とともに将来大型株へとなっていく銘柄がたくさん眠っています。
そういった企業に投資することで高いリターンを期待できることこそが中小型株投資の醍醐味と言えるでしょう。
これをきっかけにして、これからの株式投資の中で中小型株を自分の得意分野にして頂ければと思います。

中小型株って何??

現在、日本の株式市場には約3700社の企業が上場しています。
そしてそれらは時価総額の大きさにより、
大型株、中型株、小型株の3つに分けられています。

時価総額とは発行済み株数×株価で計算され、その企業の現在の価値のことです。
株式投資をする際に時価総額は非常に重要な項目なので必ず抑えておきましょう。
ちなみに日本で一番時価総額が大きい会社はトヨタ自動で約23兆円となっています。(2020年6月)

大型株
・・・時価総額2000億円以上

中型株
・・・時価総額1000〜2000億円

小型株
・・・時価総額1000億円未満

大型株が東証一部に多いのに対して、中小型株は新興市場と呼ばれる東証マザーズに多く上場しています。

中小型株の特徴とその魅力

1. 流動性が低い

2. 知名度、信頼感が低い

3. 上場廃止のリスクがある

4. 株価が大きく変動しやすい

一般的に中小型株の特徴はこのようなことが考えられます。
これだけを見るとデメリットしかないように感じられる方もいると思いますが、実は株式投資においてはこれらはメリットにもなります。
なぜなら、投資は将来に期待して行うものだからです。
今の時点で知名度がなく、規模の小さな企業であったとしても将来的に売上が伸びていき日本を代表する企業の1つになるかもしれません。
その過程で注目度が上がり知名度もでできます。
そして、それに伴い売買高も増えてくるため流動性も高くなり株価上昇により大型株となっていくんです。

要するに中小型株は大型株に比べて成長する余地があるということです。
中小型株の場合、10年後に株価が5倍以上になる銘柄も多くあります。
しかし、トヨタ自動車の株価が10年後に5倍になることはちょっと想像できないですよね。
もちろん絶対に無いという訳ではありませんが可能性は低いと思います。
これはトヨタ自動車が国内の自動車市場でトップにいて、既に成熟企業となっているからです。
株を買う時はその企業がこれから収益が伸びていく成長企業であるのかを考えてみるといいかもしれませんね。

さて、ここまで中小型株の魅力についてお話しましたが中小型株ならなんでも良いということではありません。
中には売上が伸び悩んで株価が下落していき、その後に上場廃止や倒産してしまうような企業も存在しています。
繰り返しになりますが大事なのはこれからしっかりと成長していく会社であるかということです。

成長企業の見分け方

簡単に判断する方法をいくつかご紹介します。

1.売上や利益が年々伸びている。

2. 創立から上場までの期間が短く、上場してからの年数も浅い。

3.本業一本に集中している。

4.これからの世の中に必要なサービスを提供している。

5.他社が簡単に真似出来ないビジネスである。

これらはいずれも急成長している企業に共通している特徴です。
四季報や企業のHP、株式売買ツールなどから誰でも簡単に見ることができるので売買をする前に一度目を通しておくのが良いと思います。

まとめ

「中小型株はよく知らない会社だから不安」という印象を持たれていた方もいたかと思いますが、大型株にはない高い成長性という魅力を持った企業も数多く存在しています。
「配当や優待よりも株価の値上り益の方が大切だ!」という方にはおすすめの投資対象になるかと思います。
ぜひ、将来の大企業を見つけて今のうちに保有しておきましょう。